「政権交代をなしとげたのは、おれと鳩山と輿石(東参院議員会長)だ。3人でずっと協力すると言ってきたのに一貫して排除してきた。年内に両院議員総会を開くべきだ」
「自分はこれまで中国とがっちりやっていたが、いまはとんでもない事態が進行しつつある」
「いよいよ非常事態になったら自分も国のために動く」
これに対して、民主党執行部は小沢氏の国会招致に関し、早ければ週内にも緊急役員会を招集し一定の結論を出す方向で調整に入った。狙いは小沢氏の衆院政治倫理審査会への招致議決だ。
民主党関係者は「来年の通常国会までに、小沢氏の政治とカネの問題に区切りをつけ、この問題にこだわる公明党などと協力関係を築きたい。年内に国会招致議決、年明けにも小沢氏が強制起訴されれば離党勧告に踏み切るだろう。小沢切りを演出して、支持率を好転させたい狙いもある」と解説する。