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小沢氏「地域主権への改革、見えてこない」と菅政権批判

「いまの予算編成を見ると、地域主権という言葉にふさわしいような制度的改革、統治の機構にまで踏み込んだ改革はなかなか見えてこない」

 菅内閣地域主権戦略会議が示した出先機関改革で、地方自治体への権限の移管のほとんどが先送りされたことなどが念頭にあるとみられる。

【激突ふたたび】それでも「私は現在、一兵卒の身」 小沢氏あいさつ要旨

 「今、進んでいる(平成23年度)予算編成をみると、われわれが国民に約束してきた、唱えていた地域主権という言葉にふさわしい制度的改革、統治の機構までに踏み込んだ改革がなかなか見えてこない。最近、若い人が三々五々、私のところに来ては、『われわれの夢、理想、目標はどこにいったんだということを地方に帰るとみなさんからいわれる。どうしたらいいんでしょう』と(言う)。私は『それぞれみんな国会議員なんだから、自分自身で判断し、行動しなさい』と厳しく言っている。われわれが昨年訴えた理想を、目標を、その大義の旗をおろしてしまったんでは、なんのための政権交代だったのか。そう国民に批判されても仕方がない」

 「私は現在、一兵卒の身なので、予算編成に関わる立場でも、行財政改革に携わる立場でもない。知事選挙そして統一地方選挙は、あと3カ月で始まる。このままで選挙戦を迎えるということになると、非常に全国的に厳しい戦いが予想される。菅内閣が成立して以来、選挙戦、すべて連戦連敗の形になっている。それはまさに国民が『民主党よ、われわれに訴えたことをしっかりやれ』という激励であり、叱(しっ)咤(た)であり、批判であるように思う。そのことを真(しん)摯(し)に受け止め、4月の統一選挙でそれぞれの候補者が国民に向かって、われわれがこうやって今、やっているんだといえるような体制をつくりあげなければならない」