戦後、掲げ続けてきた「反共」の意味は薄れ、「分配の政治」は時代遅れになった。小泉政権の新自由主義路線で一時延命したが、かえって国民の痛みは増した。
野党暮らしの中で、国民の共感を得るような新たな活動の軸をどう描くのか。半世紀余りほぼ政権の座にあったことが、大胆な見直しをためらわせているようにも映る。
昨年決めた新綱領は、党の姿を「進歩を目指す保守政党」と定めた。税制改正による財政再建や日米同盟が基軸の外交方針も同時に示した。民主の政策を意識し、国民の自立心を損なう社会主義的な施策は取らないとも宣言する。
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20110117#1295264582(自民党政権は左右対立の冷戦思考にとらわれて)