国債引き受け、安定的な国債発行に悪影響出ること懸念=白川日銀総裁
日銀の国債引き受けが財政法で禁止されていることに加え、中央銀行がいったん国債を引き受けると、やがて激しいインフレと通貨安を招き、国民生活や経済に影響を与える
こうした認識は世界共通
震災後の大量資金供給、札割れ覚悟で実施している=白川日銀総裁
「日銀は十分に資金を供給する用意がある中で、いくらでも取って下さいということでやっている」
「仮に札割れが生じても、資金ニーズのある金融機関があれば大きな意味がある。札割れは覚悟の上で、やった方がいいとの考えで資金供給を行っている」
その上で、大量の資金供給とインフレとの関係については「現在、インフレが生じていることはない」とし、「物価安定の下での経済の健全な発展という目的にまい進したい」と語った。