■ - d1021の日記

１）日本には復興ではなく、再建が必要だ。バブルの後詐欺のような新自由主義に騙され、国民はずっと死んだ魚のような目をして生活し、勝ち組エリート層の癒着と腐敗は顕著になり、それは産官学共同などという言葉で正当化されてきた。マスコミは報道をやめ、

２）勝ち組プロパガンダ機関へと成り果てた。この震災があって、その劣化腐敗ぶりが国民の目に明らかになりつつある。1945年の敗戦の後は、完全なものとならなかったものの、米国が上からの占領改革を断行した。今回はそうした上からの改革をするものがない。

３）改革しうるかどうかは国民の手にゆだねられている。「仕方がない」という無関心・主体性のない態度は何をも生み出さず、かつ次世代や汚染した自然に対する責任を放棄することになる。今は弱肉強食の社会を続ける余裕はなく、助け合う社会を作ることが必要ではないだろうか。

４）民が疲弊し、失意のまま自殺するといった国のシステムに正統性はない。ここで声をあげない限りは、たとえ福島原発事故が無事収束したとしても、同じシステムのまま、懲りない面々が中枢に居座り、国民はまた死んだ魚のような目をして暮らすことになるのではないかと思う。

ハイエクは現在はリバタリアニズムの思想家の一人とみなされているが、本人は古典的自由主義者（classical liberal)を自称し、エドマンド・バークに倣いOld whigと呼ばれることを好んでいた。