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病と生きる 作家・神渡良平さん(63)どん底からはい上がり「気付きの出発点」に

そんな、にっちもさっちもいかなくなったとき、高校時代に出合った安岡正篤(まさひろ)先生の本をもう一度読んだんです。

 論語の中で、自分に自信を持てない冉求(ぜんきゅう)という青年を孔子が諭される話の最後に「汝(なんじ)画(かぎ)れり」という言葉がありました。孔子は「お前は自分で自分を見限っている。天はお前の良さも悪さも分かったうえで、お前という素材を使いながら何かをしようとされているのに、お前が自分を見限って殻に閉じ籠もったとしたら、天はみすみすチャンスを失ってしまうのではないか。もう一度考え直せ」とおっしゃるんですよね。