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首相「菅降ろし封じ」に自信 “クセ球”次々… 搦め捕られる谷垣執行部

 自民党の大勢は民主党との連携条件に「首相の早期退陣」を掲げるにもかかわらず、攻守逆転したのはなぜか。そこに党執行部の複雑な事情が垣間見える。


 一つは石破氏や小池百合子総務会長の存在だ。両氏は旧新進党などで小沢一郎民主党元代表と行動をともにしたが、その後袂(たもと)を分かった経緯があり、小沢氏とは連携したくない。不信任案可決には小沢氏らの同調が不可欠なだけにそれも回避したいとの思いがある。


 石破氏は民主党玄葉光一郎政調会長の誘いに乗り、4月29日には民主党マニフェスト見直しを条件に民主、自民、公明の3党合意にサインしてしまった。


 大島理森副総裁も不信任案に慎重だ。地元・青森3区(八戸市など)が被災地だけに「復興に力を発揮したい」との思いがある。


 そして谷垣氏は典型的な八方美人。首相を退陣に追い込みたいが、復興に消極的だと思われたくない−。狡猾こうかつ)な首相がそんな心の揺れを見逃すはずはない。

 森喜朗元首相や古賀誠元幹事長ら党重鎮もいら立ちを募らせる。自社さ連立など数々の政局を乗り切った強者らには谷垣氏らの体たらくは我慢ならないようだ。このままでは「菅降ろし」より先に「谷垣降ろし」が起きかねない。

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