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システム論やめろ!本田「数字の話だけをしていても前に進めない」

 「うまくいかなかったことがペルー戦の収穫。前半は3―4―3のシステムで、みんな窮屈そうにやっていた。メディアもそうだけど、みんながシステムに固執しすぎ。ぶっちゃけ(システムは)何―何―何でも同じ。その話(システム論)はやめた方がいい。システムよりも誰が良かったのか、誰が悪かったのか、誰がどこでボールをもらうべきなのかを考えるべき。数字の話だけをしていてもいつまでたっても前に進めない」

 今合宿中は長友と何度も話し合いを持ち今後の日本代表の進むべき道について熱く語り合っている。


 この日の練習後にもピッチ上で身ぶり手ぶりを交えて意見を交換。長友は「一人一人がレベルアップして堂々とプレーできないと上の舞台では通用しない。ペルー戦もボールを支配して余裕で勝てるぐらいでないとダメ」と本田に同調。システムよりも、個のレベルアップを優先するとの考えは一致している。そして、ともにその先に見据えているのが高い個人能力の連動で今季の欧州CLを制覇したバルセロナ型サッカーだ。

 2人の考えはザッケローニ監督にも通じる。イタリアで戦術オタクとして知られた指揮官だが、ペルー戦後には4―3―3で世界を席巻するバルセロナを引き合いに出し「彼らはシステムで勝っているのではない。システムを完全に把握し、それを素早いプレーで体現しているからこそ強いんだ」と力説。あくまでもシステムは基本陣形。システムの型に縛られず流れの中で個人間の発想豊かな連係を発揮していくことをチームに求めた。