■ - d1021の日記

フリードマン経済学の根幹を成す思想 ”規制緩和　”自由化　”民営化　“経済活動の国家権力からの解放であり、通貨量と金利が経済活動を支配するという論理を主張した。これがマネタリズムと呼ばれ、これを信奉する学者がマネタリストといわれる。

しかし、マネタリズムの経済論理は一面的であり、この論理は新自由主義をかざして国家の経済活動への関与を否定しながら、実は手段を選ばずに国家権力を手に入れて、国民と国家の富を収奪しようとする手段に過ぎない。

市場原理主義者の考え方は、マネタリズム、合理主義経済学、サプライサイドの経済学、合理的期待形成の仮説と呼ばれ、理論の前提が非現実的であり、政府の経済的機能・公共部門の果たす役割を制限ないし否定しており、究極的に規制を撤廃させる事を良しとする。理屈を並べて公共投資の効果を否定する。

グローバル経済の下では、”公共投資(景気対策として)効かない、”公共投資を積極的に行うなど、安易にケインズ政策に戻ってはいけない！と盛んに宣伝する識者がいる。しかし、この考えは実体経済に対する認識が乏しい識者の見解であり、全面的に間違っている。