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豪中銀の声明全文

 政策理事会は本日の会合で、政策金利のオフィシャルキャッシュレートを4.25%に引き下げることを決定した。実施は12月7日から。

 
 世界経済の成長は、2010年は力強さを示していたが、今年に入って穏やかなペースになった。成長鈍化の一端は一時的な要因が原因であり、一時的要因が消えるにつれ、米国とアジアの多くの地域の成長ペースは今年半ばごろから上向き始めた。政策当局者が意図した通り、中国の成長は鈍化した。しかしアジアの貿易は、欧州の経済活動の著しい鈍化の影響を一部受けている。欧州のソブリンクレジット・銀行問題は、欧州政府が依然、対応策を探っている段階であり、今後も欧州の経済活動を圧迫する見込みだ。金融市場は大きな混乱に見舞われ、資金調達環境は、特に欧州で、厳しさを増している。企業や家計の予防的行動と相まって、世界経済の成長が実質的に一段と鈍化する可能性は高まった。

〔情報BOX〕豪中銀の政策金利の推移(1990年─2011年12月)