「野球選手として勝負がしたいし、相手も『絶対に打ってやる』と向かってくることで勝負が成立すると思うが、そうじゃなくなっていて、モチベーションを保つのが難しくなった」
「大リーグでの日本人選手の評価が低くなってしまって、日本の野球が下に見られるのが嫌だったことも理由の1つ」
「『メジャーには行きたくない』『行くくらいならやめる』という気持ちは今でも変わっていない」とダルビッシュ。それでもメジャー移籍を決意した背景を「試合前から『打てない』という(相手打者らの)冗談を聞いて引っかかっていた。悩んだが、求められているのは違う環境で、それがメジャーなのかな、と思った」
「どの対戦もどの球も同じ思いで全力で投げた」
−−メジャー挑戦を決めた理由は。
◆一番の要因は、相手から試合前に「この球投げないでよ」「もう打てない」と聞いて、だんだん「フェアな対戦をしていないのではないか」と引っかかった。日本の環境は一番合ってる。だいぶ悩んだが、野球をやる上で場所は変えなきゃいけないと思った。