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サッチャー氏“フォークランド侵攻予期せず” NHKニュース

サッチャー元首相は「アルゼンチンが、軍事侵攻など、ばかげたことをするはずがないと思っていた」と述べたうえで、実際に起きそうだと知ったのは、軍事侵攻の2日前に機密情報の報告を受けたときで、「人生で最悪の瞬間だった」と証言しました。

軍事侵攻のあと、サッチャー元首相は国民の厳しい批判にさらされましたが、紛争に勝利したことで、与党・保守党は議会選挙で一転して圧倒的な支持を得て勝利しました。

当時の政府高官の1人は、地元メディアに「フォークランド諸島を奪還できていなければ、サッチャー氏は政治生命そのものが危うくなっていた」と述べ、フォークランド紛争サッチャー政権にとっていかに深刻な危機だったかを振り返りました。

フォークランド侵攻予期せず…「鉄の女」も混乱 サッチャー氏の証言公開

 文書は英国がフォークランド紛争で勝利した後の同年10月に開かれた非公開委員会でのサッチャー氏らの証言を記録したもの。非公開期間の30年がたち公開された。


 それによると、サッチャー氏は国防当局者らからアルゼンチン軍の動向について報告を受けていたが、上陸2日前までは「(侵攻を)計画するだけでもばかばかしく、そんなばかげたことをするはずがない」と思い込んでいた。


 しかし、82年3月31日、侵攻が迫っているとの「機密情報」を聞いたサッチャー氏は「その夜、誰もフォークランド諸島を奪還できるか否か、明言できなかった。私たちは誰も知らなかったのだ。人生で最悪の日だった」と語った。

 フォークランド紛争までは支持率が低迷していた与党の保守党は紛争での勝利をうけ、急激に支持を拡大し、サッチャー政権誕生後2度目の総選挙でも勝利した。紛争から30年が経過したが、両国は依然、フォークランド諸島の領有権を主張し対立している。