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日立建機、今期営業益は61%増、円安効果と中国需要回復

 今期の売上高予想は同7.5%増の8300億円。中国が20%増収、インド、インドネシアなどのアジア・大洋州が12%増収、日本は6%増収を計画する。純利益は57.7%増の370億円を見込む。今期の年間配当予想は50円で、前期実績の40円から10円増配を計画する。


 今期業績予想の前提為替レートは、ドルで94円、ユーロで123円、元で15.2円。

 会見した徳重博史副社長によると、円安により今期の売上高を692億円、利益は350億円押し上げる。営業利益に対する為替感応度は、1円振れるごとに対ドルで20億円、対ユーロで3億円、元に対しては0.1円振れるごとに3億円変動するとしている。


 中国の油圧ショベル需要について、徳重副社長は「3月は小型ショベルの需要が増えているが、まだ本格回復には至っていない」と指摘し、都市開発や地方のインフラ投資がドライバーとなり、「夏以降から前年を上回ってくる」との見通しを示した。インドネシア向け鉱山機械需要については「13年度半ばまでは厳しい」とみている。

 13年3月期の連結営業利益は前の期に比べ6.1%減の514億円だった。中国向けが67%の大幅減収となったことが収益を押し下げた。トムソン・ロイターエスティメーツによると、アナリスト14人が過去90日間に出した営業利益予測の平均値は515億円で、実績とほぼ同じだった。売上高は同5.5%減の7723億円、純利益は1.9%増の234億円だった。

平成25年3月期 決算短信[日本基準](連結)