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米年末商戦、値引き前倒しが感謝祭週末の販売に逆効果 | Reuters

調査会社ショッパートラックが3日発表したデータによると、年末商戦が始まる感謝祭当日から日曜日までの4日間(ブラックウィークエンド)の米小売業の店舗売上高は前年比1%増の伸びにとどまった。客足数も4%減少した。

一方、調査会社コムスコア(SCOR.O: 株価, 企業情報, レポート)によると、ブラックウィークエンドのオンライン小売売上高は前年比22%と、大幅な伸びを示した。この売上高には、スマートフォン(多機能携帯電話)やタブレットなどの携帯端末を通じた売り上げは含まれていない。


コムスコアによると、ブラックウィークエンド明けのサイバーマンデーの売上高は18.4%増の17億3500万ドルと、1日のオンライン売上高としては過去最高を記録した。今年のサイバーマンデーは12月2日だった。

ショッパートラック創業者のビル・マーティン氏は「小売業者はブラックフライデー(感謝祭の翌日)向けの値引きやプロモーションを11月全体に拡大したため、1日限りの特売日という効果が薄まった」と指摘した。


ただ、4日間の支出額は222億ドルと推定されており、前年同期の220億ドルから増加した。


ショッパートラックは、年末商戦全体での売上高が2.4%増になると見込んでいる。

全米小売業協会(NRF)は1日、米国の消費者がブラックウィークエンドで買い物に使う金額は前年を2.9%下回ると予想した。

消費者は値引きを期待して、クリスマスの買い物を例年よりも先送りしている様子だ。感謝祭の週末に約1400人を対象に行ったイプソスの調査によると、ブラックフライデーまでにクリスマスの買い物を一つでも済ませた消費者の割合は77%で、前年調査の81%を下回った。