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シリア和平協議 成果なく中断 NHKニュース

スイスのジュネーブで25日から行われていたシリアの和平へ向けた初の当事者協議では、反政府勢力側がアサド大統領の退陣を前提とした政権移行について議論を進めようとしたのに対し、アサド政権側はこれを拒否し、実質的な議論は行えませんでした。
また、人道状況が悪化している地域を巡っても、支援物資の搬入を実現できず、具体的な成果はありませんでした。
仲介役を務めた国連のブラヒミ特使は、31日の協議を終えたあと、記者会見し、当事者協議はいったん中断とし、今月10日に再び双方がジュネーブに集まって協議を再開する方針を明らかにしました。
そのうえで、「双方が共有できる範囲が今後少しずつ広がっていくことを願っている」と述べ、再開後の協議での進展に期待を示しました。
シリア政府のムアレム外相も記者会見し、反政府勢力側がアサド政権の退陣にこだわり続けたことが成果が出せなかった原因だと批判しました。
一方、反政府勢力側のシリア国民連合のジャルバ代表はアサド政権側が政権の移行についての協議を拒否し、テロ対策を先に議論すべきと主張したことを非難するなど双方の立場の隔たりは大きく、事態打開の道筋は見えていません。

Syria talks end first round, government not committed to return | Reuters
シリア和平協議中断で安保理決議も NHKニュース

ジュネーブで行われていた、シリアのアサド政権と反政府勢力による初めての協議は、政権の移行などを巡って双方が鋭く対立し、具体的な成果を上げないまま、31日をもって中断期間に入りました。これを受けて、国連で人道問題を担当するエイモス事務次長が声明を発表し、「人道支援を巡っても双方が歩み寄れなかったことに深く失望している」としたうえで、シリア国内では今も激しい戦闘でおよそ300万人が孤立し物資を受け取れていないとして、双方に対して地域の封鎖を解除し物資の搬入に協力するよう、改めて求めました。
国連の外交筋によりますと、安全保障理事会でも、欧米やアラブ各国が中心となってアサド政権などに人道支援への協力を求める決議案の作成が進められていて、来週以降、採決に向けた動きが活発化するものとみられます。
ただ、これまでアサド政権を擁護してきたロシアなどは、依然として政権側に圧力をかけることに慎重な姿勢を崩しておらず、人道支援を巡って安保理でも駆け引きが続くものとみられます。

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