https://d1021.hatenadiary.com
http://d1021.hatenablog.com

前ローマ法王:生前退位表明から1年「半年前に決意」 - 毎日新聞

元側近だったベルトーネ国務長官(首相に相当)が、前法王が半年前の2012年半ばに引退の意向を固めていたと明かした。

 法王の生前退位は約600年ぶりだった。退位の背景としては、高齢による体力・気力の衰えに加え、カトリック教会への不信を深める結果となった数々のスキャンダルや、法王庁を舞台にベルトーネ前長官らを巡って展開されてきた権力闘争が指摘されてきた。

カトリック系テレビ通信社「ローマ・リポーツ」のインタビューで「ベネディクト16世は12年の半ば、退位の意向を私にもらした」と述べた。13年7月にブラジル・リオデジャネイロで予定されていたカトリックの若者の祭典「世界青年の日」出席の務めを果たせるかどうかを気にしていたという。

 ベルトーネ前長官は「退位が招くあらゆる問題」を指摘して翻意を促したが、辞意は固かった。前法王は仏南西部ルルドで19世紀半ばに聖母マリアが出現したことにちなむ「ルルドの聖母の祝日」の2月11日を退位発表の日に選んだという。