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2013年に就任したローマ・カトリック教会のフランシスコ法王は、来年、日本を訪問したいという意向を示していて、先月、河野外務大臣バチカンを訪れ、外相にあたるギャラガー外務長官と会談し、来日に向けた準備を進めていくことを確認しました。

こうした中、前田万葉枢機卿や長崎大司教区の高見三明大司教らが日本時間の17日夜、バチカンでフランシスコ法王と面会しました。

この中で、前田枢機卿らは、東京に加え、被爆地の長崎と広島、それに東日本大震災の被災地、福島を訪問するよう要請したのに対し、フランシスコ法王は「日本政府と調整中だが、来年の終わりごろには日本を訪問したい。東京や長崎には必ず訪問したい」などと伝えたほか、広島も訪問したいという意向を示したということです。

フランシスコ法王は核廃絶に強い関心を持っていることでも知られ、長崎市の田上市長は、ことし5月、法王に謁見した際、被爆地訪問を要請する親書を手渡すなど、働きかけを重ねてきました。

ローマ法王の来日が実現すれば、1981年のヨハネ・パウロ二世以来38年ぶりとなります。