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伊藤教授:GPIFは日本株の高値づかみ避けよ、国債売却直ちに- Bloomberg

公的年金の運用などを見直す政府有識者会議で座長を務めた伊藤教授は19日のインタビューで、国内債71兆円を抱えるGPIFは「国債をとにかく早く売ることが重要だ」と指摘。日本銀行が巨額の国債を買い入れている今なら、「日銀と『以心伝心』で、市場で安心して売ることができる」と説明した。インフレ率 が来年後半に2%の物価目標に達したら、日銀はそうした債券売りに対処しづらくなると言う。


国債の売却と、日本株や外貨建て資産に投資する時期には「ズレがあっても仕方がない」と、伊藤教授はみる。GPIFの資産構成見直しに先回りした投資家の買いでリスク資産が割高化 した場合には、慌てて後追いせず「ひとまず現金や国庫短期証券(TB)で保有し、投資機会をうかがうのが賢明だ」と言う。


GPIFは金利が上昇した際に評価損を被る恐れのある国内債の比率引き下げと収益向上の必要性に迫られている。政府の有識者会議は昨年11月、国内債偏重の見直しやリスク資産の拡大検討などを求める提言をまとめた。