かみつきの処分「厳し過ぎる」と被害者キエッリーニ - Bloomberg
サッカーのウルグアイ代表ＦＷ、ルイス・スアレスに下った「かみつき」の処罰は厳し過ぎると、かみつかれたイタリア代表のジョルジョ・キエッリーニが述べた。
イタリアのプロサッカーリーグ、セリエＡのユベントスに所属するキエッリーニは24日、ワールドカップ・ブラジル大会で行われた対ウルグアイ戦で、終了約10分前にスアレスに肩をかまれた。国際サッカー連盟（ＦＩＦＡ）は26日、スアレスに９試合の出場停止と、サッカー関連のあらゆる活動を４カ月間禁じる処分を下した。
キエッリーニは自身のウェブサイトに、「この処分は行き過ぎだ。スアレスがゲーム中にチームメートと一緒にいられるよう心から望む。こうした処分は本当にプレーヤーを孤立させるからだ」とのコメントを掲載した。
スアレスはＦＩＦＡにウルグアイ代表宿泊ホテルから退出を命じられ、26日夜にウルグアイのモンテビデオに到着。空港では大勢のファンに出迎えられた。
He Bit Me. It's Over. Give Him a Break: Chiellini on Suarez Ban - Bloomberg
ＦＩＦＡ「スアレス処分は妥当」 NHKニュース
スアレス選手は、ウルグアイが決勝トーナメント進出を決めた２４日のイタリア戦で相手ディフェンダーの肩に顔を寄せ、かみついたとされ、ＦＩＦＡは、ウルグアイ代表としての９試合の出場停止、４か月にわたってサッカーに関わる活動を禁止する、などとした処分を決めました。
バルク事務局長は２７日の記者会見で「スアレス選手の行為はフェアプレーからほど遠いものだ。ワールドカップでプレーする選手は世界の模範となるべきで、こうしたことはどんな試合であれするべきではない」と厳しく批判しました。
そのうえで処分が厳しすぎるという声が出ていることについて「規律委員会はどのような処分を下すのか独立した権限を与えられている。スアレス選手のこうした行為は初めてではないし、彼は間違っている」と述べて、処分は妥当だという見解を示しました。
スアレス選手は、去年、イングランドプレミアリーグで相手選手の腕にかみついたとして１０試合の出場停止の処分を受けています。
