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米下院 暫定予算案を可決 NHKニュース

アメリカ議会では、来月から始まる新たな年度の予算を巡って、与野党が具体的な歳出の中身で対立し、審議が進んでいません。
このため、野党・共和党が多数を占める議会下院は、17日の本会議で、ことし12月11日までの短期間の暫定予算案を賛成多数で可決しました。
暫定予算案では、オバマ政権がイラクやシリアで勢力を拡大するイスラム過激派組織「イスラム国」に対処するため、シリアの穏健派の反政府勢力に訓練や装備品の提供を行うことを承認するとしています。
また、西アフリカで患者が増え続けているエボラ出血熱への対策費なども盛り込まれています。
このあと、暫定予算案は、与党・民主党が多数を占める議会上院でも可決されれば、オバマ大統領の署名を経て成立する見通しです。
暫定予算案について、ホワイトハウスの行政管理予算局は声明を発表し、「政府機関の閉鎖を回避するものであり、『イスラム国』の脅威に対処するための包括的な対テロ戦略にとって必要だ」と評価しました。
オバマ政権は、シリアの反政府勢力を支援するため、5億ドルの予算を認めるよう議会に要求していました。

アメリカ議会下院が、シリアの穏健派の反政府勢力に訓練を行うことなどを承認したことについて、オバマ大統領は17日、ホワイトハウスで、「イスラム過激派組織『イスラム国』に対処するための戦略の重要な要素であり、安全保障に関しては、アメリカが団結していることを示した」と述べ、与野党の対応を評価しました。
また、オバマ大統領は声明を出し、シリアの反政府勢力を支援することで、「イスラム国」を後退させるとともに内戦の解決にもつながることに期待を示しました。
ただ、「訓練は、地域の国々と協力してシリア国外で行われる。アメリカ軍の兵士が訓練のためにシリアに入ることはない」として理解を求めました。

米下院、シリアの穏健派への軍事訓練を承認 | Reuters

米下院は17日、イスラムスンニ派過激組織「イスラム国」掃討に向け、シリアの穏健派の反政府勢力に武器を供与し、訓練を行うオバマ大統領の計画を承認した。


暫定予算案に武器供与と訓練費用を盛り込んだ修正案を可決。採決結果は賛成273反対156で、12月11日までの訓練計画が承認された。上院の採決と大統領の署名を経て法案が成立する。

OutFrontCNN

Pres. Obama thanks Congress for Syria vote. House approves arming rebels, Senate votes next. http://cnn.it/ZqCnoh

イラクに地上部隊投入せず、オバマ大統領明言 | Reuters

同大統領は「イラクに派遣された米軍は、戦闘行為には従事しない」と述べた。

米大統領 地上戦への関与は否定 NHKニュース

オバマ大統領は、17日、南部フロリダ州にあるアメリカ中央軍の司令部を訪れ、イスラム過激派組織「イスラム国」に対する軍事作戦の状況などについて、司令官から説明を受けました。
このあと、オバマ大統領は兵士らを前に演説し、「イラクだろうとシリアだろうとアルカイダと同じく、アメリカを脅かすテロリストに安全な居場所はない」と述べ、「イスラム国」の壊滅を目指す決意を強調しました。
ただ、「イラクに派遣されているアメリカ軍が戦闘任務を担うことはなく、イラク軍の支援に当たる。イラクアメリカ軍を再び地上戦に関与させることはなく、われわれは空軍力を使う」と述べ、空爆を強化する考えを示す一方、地上戦への関与は改めて否定しました。
また、「われわれは単独では行動しない。すでに40か国以上が支援を申し出ている」と述べ、国際的な包囲網作りを進める考えを強調しました。
地上戦への関与を巡っては、制服組トップのデンプシー統合参謀本部議長が、16日、現地の戦況によってはアメリカ軍の兵士を参加させる選択肢を排除しないという考えを示していました。