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【関西の議論】?因果応報?の司法判断 「ストーカー被害女性」実は加害男性との不倫が始まりだった 幼子2人抱えた妻に訴えられ賠償命令 - 産経WEST

 夫がストーカーと化して逮捕された末、夫婦関係が破綻(はたん)してしまったのは、そもそも被害者が夫と不倫したからだ。こんな理由で、ストーカー加害者の妻が被害者の女性に損害賠償を求めた訴訟の判決が9月、大阪地裁であった。判決は、夫が女性にフラれてストーカー化するまでの約1年半、女性が夫に妻子があると知りながら不倫関係を続け、家庭を崩壊させたと認定。女性に約250万円の支払いを命じた。ストーカーの被害女性と加害者の妻…。その立場だけを見れば、女性側が妻に対して少しはモノ申すこともできそうだが、ストーカー行為に至るまでの経緯を知った裁判官も被害者側に同情する余地はなかったようだ。

 訴訟で、男性に離婚を迫った末に別居させ、婚姻関係を破綻させたと主張する妻側に対し、女性側は「男性にすべての責任がある」として反論を試みた。


 まず、男性に交際を強引に迫られる中、食事に行って泥酔状態でホテルに連れ込まれ、やむなく肉体関係を持ったと主張。「すでに婚姻関係は破綻している」という男性の言葉を信じ、交際するようになったと訴えた。


 さらに、妻の妊娠を聞いた女性が交際解消を求めると、男性がストーカー化して女性の実家に押し寄せたと言及。女性の子供を含む3人で旅行に出かけたことも、男性が女性に無断で子供と連絡を取って約束を取り付け、子供から懇願されたため行かざるを得なくなった、と強調した。


 地裁は女性側の主張について「強引に交際を迫る者の前で、飲食を共にして泥酔し、複数回性交渉を持たれてしまったというのは、あまりに無防備で不自然、不合理と言わざるを得ない」と指摘。女性側が最初に交際解消を要求した直後には、男性のストーカー的な言動が証拠上認められないとした。また、3人での旅行についても、当時の写真から女性と男性が親密な様子で旅行を楽しんでいることがうかがえるとして、「不本意、またはやむを得ないものであったとは認められない」と判断した。