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ロシアが中国と協力合意、制裁受けアジア重視へ転換 | Reuters

ロシアと中国は李克強・中国首相のモスクワ訪問に合わせてエネルギー、金融、貿易など38項目で合意した。ウクライナ情勢をめぐる欧米の制裁を受けて、アジア重視への転換を図るロシアの姿勢を印象づけた。


合意には、5月に中ロが調印した中国への天然ガス供給30年契約の実施に不可欠となる東ルートの供給に関する政府間協定が含まれる。


また、ロシア国営石油会社ロスネフチ(ROSN.MM: 株価, 企業情報, レポート)と中国石油天然ガス集団(CNPC)は協力の拡大で合意。


ロスネフチと同様に制裁に打撃を受けているVTB銀行(VTBR.MM: 株価, 企業情報, レポート)、ロシア開発対外経済銀行(VEB)とロシア農業銀行は中国輸出入銀行と融資枠の設定で枠組み合意に署名した。


中国とロシアの中銀はまた、1500億元(250億ドル)の通貨スワップ協定を締結した。自国通貨建ての貿易を増やし、米ドルへの依存度を低下させる狙いがある。


この他、ロシアの携帯電話大手メガフォンは中国国家開発銀行からの5億ドルの融資で合意した。


ロシアのメドベージェフ首相は、「困難な状況にかかわらず、われわれが新たな可能性を切り開くことが重要だ」と述べた。

ロシア 中国重視で経済関係強化 NHKニュース

ロシアのメドベージェフ首相は13日、モスクワを訪れた中国の李克強首相と会談しました。
この中で両国の首相は、ウクライナ情勢を巡って欧米からの制裁の対象となり、資金の調達が制限されているロシアの政府系銀行と中国の政府系銀行との関係強化など、38の協定に署名しました。
会談のあとの記者会見でメドベージェフ首相は、「厳しい状況にもかかわらず両国が新しい可能性を見いだしたことは重要だ」と述べたうえで、2020年には両国の貿易額が現在の2倍以上の2000億ドルに達するという見通しを示しました。
さらにメドベージェフ首相は、「来年は中国向けの天然ガスの輸出で新たに合意したい」と述べ、エネルギー分野での関係強化に意欲を示しました。
これに対し李首相は、「現在、企業の間で具体的な交渉が行われており、さらに調整が必要だ」と述べました。
ロシアと中国の関係を巡っては、ことし5月にロシアが天然ガスを30年間にわたって中国に輸出することが決まったばかりで、欧米との対立が深まるロシアは中国を重視する姿勢を鮮明にしています。