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ロシア中銀総裁が為替介入肯定、変動相場制移行方針 | Reuters

総裁は議会下院で、過去10日間でルーブル防衛に約60億ドル相当の介入を実施したと明らかにした。そのうえで、為替市場は管理可能な状況にあると述べた。


「現時点でわれわれはルーブル相場を支えている。外貨準備の通貨を売っている」と述べた。


ルーブル安は原油価格の下落、ウクライナ情勢をめぐる欧米の対ロシア制裁を背景とするリスク回避の動きやロシア企業のドル需要を映しており、年初からの対ドルでの下落率は18%程度となっている。


13日の取引でルーブルの対ドル相場RUBTSTN=MCXは前週末終値比0.23%安の40.42ルーブルとなっている。


中銀はこれまで、ルーブルの1日の許容変動幅(コリドー)を拡大するとともに、コリドーを維持するための1日の介入限度額を3億5000万ドルに縮小するなど、変動相場制への移行を進めている。


ナビウリナ総裁は来年1月1日にコリドーを廃止する方針を改めて表明したが、金融安定へのリスクが生じた場合は引き続き介入するとも述べた。


「変動相場制は外部ショックに対する(経済の)耐性を確保し、金利の変動抑制につながる」と指摘。「現状はコントロール下にあるが、われわれは常に状況を注視し、必要ならば介入する。ただ、金・外貨準備を短期間に使うことは建設的でない」とした。


ロシアの金・外貨準備は10月初め時点で4547億ドルとなっている。


プーチン大統領の経済顧問、セルゲイ・グラジエフ氏を含む一部のエコノミストは最近、ルーブルの厳格な管理が必要との考えを示していた。