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【経済インサイド】「野村」が動いた 証券最強ガリバー支えた営業部隊“リストラ”へのアメとムチの衝撃 - 産経ニュース

 かつて売買手数料重視だった証券業界は、腕に覚えのある社員が多いFA社員が業績を下支えする役割を担ってきた。野村には、年収が2000万円を超え、支店長クラスと同等か同等以上の社員もおり、FA社員の仕事へのモチベーションとなっていた。この手数料を稼ぐ方法として、用いられたのが「回転売買」だ。新しい商品を発売し、顧客に次々に乗り換えてもらい販売手数料を稼ぐ手法で、「顧客本位ではない」とたびたび指摘もされてきたが、ストック型への転換が進めば、この手法はもう通用しない。


 すでに大和証券、SMBC日興証券など同業他社は、リーマン・ショックなどを機に、FA社員をリストラするなどして、転換を図ってきたが、平成10年に業界で初めてFA社員制度を導入した野村は、FA社員を「営業の要」との位置づけ、大きな改革をしてこなかった。まさに、この野村が変更に動こうとしていることが、証券業界全体の大きな転換点ともいえるのだ。