https://d1021.hatenadiary.com
http://d1021.hatenablog.com

ネット金融大手「SBIホールディングス」の先月までの半年間のグループ全体の決算は、売り上げ、最終利益ともに増え「増収増益」となりました。新型コロナウイルスの影響で、ネット証券事業の口座数と売買が増え、収益を押し上げたとしています。

ことし4月から先月までのグループ全体の売り上げに当たる収益は、去年の同じ時期より18.7%増えて、2281億円と過去最高を更新しました。

また、最終利益も去年の同じ時期より18.7%増えて、331億円となりました。

新型コロナウイルスの影響で、自宅にいながらインターネットで株式を売買しようという個人投資家が増え、先月末の証券口座数は595万口座余りと、1年前に比べ、およそ20%増えたということです。

この結果、株式の売買に伴う手数料収入が増え、収益の押し上げにつながったとしています。

記者会見した北尾吉孝社長は「創業以来取り組んできたネット金融の事業がコロナ禍でも大きく成長した」と述べました。

決算に合わせて、会社では、金融とITを組み合わせたフィンテックを一段と強化するため、患者の医療費の支払いを立て替えるサービスなどを提供する「健康口座」と呼ばれる事業を今後展開していく方針も発表しました。

証券最大手、野村ホールディングスのことし4月から9月までの決算は、最終的な利益が前の年の同じ時期と比べて8%増えました。北米を中心に海外の事業が好調だったためです。

発表によりますと、野村ホールディングスのことし4月から9月までの決算は、最終的な利益が2101億円で前の年の同じ時期より8.1%増えました。

中間期の決算としては、アメリカの会計基準を適用した2002年3月期以降で最高だということです。

新型コロナウイルスの感染が世界的に拡大し経済に大きな影響が出ましたが、アメリカや日本では比較的、株価が堅調で、特に北米を中心とした海外での事業が好調だったとしています。

また、国内でもコストの削減や店舗の統合などの効果が出たとしています。

野村ホールディングスの奥田健太郎社長は「対面と非対面を組み合わせた顧客の対応を継続し、多くの顧客によりきめ細かなサービスを提供していきたい」とコメントしています。