第11管区海上保安本部によりますと、27日午前11時すぎ、尖閣諸島の大正島沖の日本の排他的経済水域で、中国の海洋調査船「海大号」が海に何かを投げ入れ、およそ20分後に回収したのを警戒に当たっていた巡視船が確認しました。
巡視船が、「日本の排他的経済水域で同意のない調査活動は認められない」と無線などで警告しましたが、調査船はこのあとも午後1時前と午後3時前、それに午後4時半ごろと午後5時すぎの4回にわたり、海に何かを投げ入れ回収する活動を行ったということです。調査船は、午後6時現在、大正島の北北西、およそ83キロの日本の排他的経済水域を航行していて、海上保安本部が監視を続けています。
沖縄周辺の日本の排他的経済水域で中国当局の海洋調査船が確認されるのは、先月24日以来です。