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EU大統領に対ロシア強硬派トゥスク氏が就任 NHKニュース

トゥスク氏は1日、EUの新大統領に就任し、ベルギーのブリュッセルにあるEU理事会の建物で行われた引き継ぎ式では、これまで5年にわたって大統領を務めたファンロンパイ氏から首脳会議の開始の合図などに使うベルを手渡されました。
EUの大統領は、首脳会議の議長としてEUの意思決定へ向けて加盟各国の意見調整を行うほか、EUを対外的に代表するため、外交面でも大きな役割を果たしています。
トゥスク新大統領は集まった理事会の職員を前にあいさつを行い、「EUの基本的な価値である自由や連帯を守る必要がある」と述べて、加盟国の間で勢力を伸ばしているEU懐疑派への対策の重要性を訴えました。
さらに、「EUは国際社会で力強い役割を果たさなければならず、われわれと価値を共有する近隣諸国を支援しなければならない」と述べて、外交面にも力を入れる考えを示しました。
トゥスク大統領は対ロシア強硬派として知られていて、ウクライナ情勢を巡ってEUがロシアに制裁を科すなど対立が続くなかで、緊張の緩和へ向けてどのようなかじ取りを行うのか、注目が集まっています。

EUのトゥスク大統領は就任後早速、アメリカのオバマ大統領と電話会談をしました。
EU側が発表した声明によりますと、両大統領は会談のなかで、ウクライナ情勢について、ウクライナ東部に侵入しているとされるロシア軍を撤退させることや、ロシアによる親ロシア派への武器の提供をやめさせることなどの重要性を確認しました。
さらに、去年から交渉が始まったアメリカとEUとの間の自由貿易協定について、合意に向けた努力を加速させることで一致したということです。