去年７月に行われた参議院選挙比例代表の高松市での不正開票事件では、市選挙管理委員会の元事務局長山地利文被告（５９）など合わせて６人が起訴され、このうち元課長補佐の岡弘哲被告（５３）と元係長２人の合わせて３人に１０日、判決が言い渡されました。３人は選挙のあと、不正を隠蔽する目的で、票を保管していた箱を開封して無効票の数を操作したなどとして、封印破棄の罪に問われ、高松地方裁判所の野村賢裁判長は判決で「選挙管理委員会事務局の職員の立場を利用して組織ぐるみで犯行に及び、厳しい非難に値する」と指摘しました。
その一方で「元事務局長の指示に従った従属的な立場にあった」などとして、岡元課長補佐と元係長１人に懲役１０か月、執行猶予３年、別の元係長に懲役８か月、執行猶予３年を言い渡しました。
