イチロー選手は毎年、シーズンを終えたあと、みずからが大会の会長を務める出身地の愛知県豊山町で開かれている少年野球の大会「イチロー杯」の閉会式に出席しています。
この中で、イチロー選手は「ことしのシーズンを振り返ると『我慢』ということが真っ先に頭に浮かびました。我慢は、これがないと前に進めない重要な要素です。野球でのうれしい気持ちも悔しい気持ちも外には出さずに我慢して内に秘めながら前に進んでほしい」と子どもたちを激励しました。
このあとイチロー選手は、大会の上位３チームの選手１人１人にメダルをかけながら健闘をたたえていました。
優勝チームのキャプテンで名古屋市の小学６年生、伊織翼くん（１２）は「イチロー選手に会えてとてもうれしかったです。将来はプロ野球で活躍したい」と話していました。また、３位になったチームのキャプテンで愛知県岡崎市の小学６年生、永谷天くん（１２）は「僕は厳しい練習が好きではありませんが、イチロー選手が『我慢』と言っていたので、厳しい練習に耐えてプロ野球選手になりたい」と話していました。
