3年後に霞が関と「県庁さん」が直面する大量リストラという現実 (連載「パックス・ジャポニカへの道」) - 原田武夫国際戦略情報研究所公式ブログ
なぜこんなことを年の瀬に書いているのかといえば、無論理由がある。それは我が国が明らかに事実上の「デフォルト(国家債務不履行)」処理に向かっており、しかもその方向性へと向かう誘導は私たち国民の手が届かないところで行われているからである。
そうなって困るのは私たち国民であるので、本来ならば「選挙」という民主主義上の武器をもって対抗すべきところなのであるが、悲しいかな、目先に人参をぶら下げられるとそこに組織票を投じる者たちの声の方が大きく、結局、「何も起きない、何も変わらない」安倍晋三政権の再任となってしまっているのである。
今考えるべきことは「そうなることが不可避である」が故に、「それではどうするか」ということなのだというのが私の考えだ。無論、資産防衛も重要ではある。だが私がそれ以上に備えなければと考えていることが一つあるのだ。それは我が国が抱えている大量の公務員たちの「一斉失業」という近未来の惨劇である。