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元人質 交渉を続ける意志が大切 NHKニュース

シリアを取材中の2013年6月にイスラム国に拉致され、10か月間人質となっていたフランス人ジャーナリストのニコラ・エナン氏がパリでNHKとのインタビューに応じ、拘束されていた状況を詳細に語ったうえで、解放に向け交渉を続ける意志を示すことが大切だと指摘しました。


この中でエナン氏は、拘束されている間は目隠しをされ、手錠をかけられたまま10か所ほど移動させられたことなどを明らかにしたうえで、「多いときは20人くらいの外国人と一緒だった。監視役とも話をしたが、武器を持っていなくてもジャーナリストは世論を形成するから一種の戦闘員だと言っていた」などとメンバーとのやり取りを語りました。
また、解放されるまでの状況について、「拘束後2か月もたたないころから、グループは私に対し、生きている証しとして自分の映像を撮ることなどを求めるようになった。理由の説明はなかったが、長年の中東での取材経験から交渉のプロセスだと理解していた」と説明しました。
ただ、エナン氏はみずからが解放された条件は知らないとし、「フランスは身代金は支払わないが、別の国などが払ってくれた可能性はある」と述べるにとどまりました。
そのうえで日本人2人とみられる映像が公開されたことについて、「映像が公開された背景には、交渉が進まないか、なんらかの障害があるのではないか。これまでに解放されたおよそ15人の人質の解放交渉は秘密裏に行われ、映像は公開されなかった」と指摘しながらも、解放に向け交渉を続ける意志を示すことが必要だと述べました。