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ギリシャ総選挙で急進左派勝利へ、28日までに新政権樹立か | Reuters

25日投票のギリシャ総選挙は、開票率およそ92%の段階で、最大野党の反緊縮派、急進左派連合(SYRIZA)が300議席中149議席を獲得する見通しとなった。SYRIZA関係者は、チプラス党首が、26日中に首相に就任し、遅くとも28日までには新政権を樹立する見通しを示した。


SYRIZAの得票率は36.3%。サマラス首相率いる与党・新民主主義党(ND)を約8.5ポイント上回っている。


サマラス首相は敗北を認めた。しかし、急進左派が単独過半数である151議席を獲得したのかどうかは、最終結果を待つ必要がある。

急進左派が政権を獲得すれば、緊縮を求めるドイツなどとの軋轢が深まり、70億ユーロ超の次回の支援策実施が不透明になりかねない。


ギリシャでは失業率が25%を超え、貧困に苦しむ人も多い。国民の間で「緊縮疲れ」が広がる中、急進左派は急速に支持を伸ばした。


チプラス党首は「壊滅的な緊縮は終わった。恐怖と独裁、屈辱と苦難の日々は終わった」と宣言。「公平かつ、相互の利益となるような解決策」に向けて、ユーロ圏指導者と協力する、との姿勢を示したが「ギリシャと国民が失った尊厳を回復することを優先する」と述べた。


チプラス党首は債務再交渉を公約に掲げるが、欧州委員会欧州中央銀行(ECB)・国際通貨基金IMF)の「トロイカ」はギリシャに支援条件順守を要求。チプラス党首はユーロにはとどまる方針を示しており、反緊縮の主張も以前よりトーンダウンしているが、「チプラス首相」が誕生すればユーロ圏は難しい対応を迫られることになる。


ギリシャ向け支援の期限は2月28日。チプラス党首にとって喫緊の課題は、70億ユーロ超の救済資金支給をめぐる不透明感を払しょくすることだ。EU財務相は26日、ギリシャ支援について協議する。


キャメロン英首相は、ギリシャ総選挙の暫定結果についてツイッターでコメント。欧州経済に不透明感が広がりかねないと警告した。


フランスのオランド大統領は声明を発表し、チプラス党首に祝意を示したうえで、ユーロ圏の成長と安定のため協力する姿勢を示した。

急進左派が第1党になることがほぼ確実になった今、注目されるのは単独過半数を獲得するのかどうかだ。単独過半数に届かない場合、他の政党と連立を組むか、少数与党として政権を樹立することになる。


連立などを模索する交渉は、すぐにでも始まる見通しであり、小政党「独立ギリシャ人」のカンメノス党首と、中道政党「ポタミ」のセオドラキス党首は、急進左派への支持に前向きな姿勢を表明している。

ギリシャ議会選 最大野党圧勝の見通し NHKニュース

25日に行われたギリシャの議会選挙は、最新の選挙管理委員会の発表で、開票率は95.86%、得票率は最大野党の「急進左派連合」が36.36%と最も多く、サマラス首相率いる新民主主義党を9ポイント近く引き離しています。
ギリシャ選挙制度では第1党に50議席が上積みされる仕組みになっていて、これに基づき急進左派連合は定数の半数近い149議席を獲得し、圧勝する見通しです。
これを受けて急進左派連合のツィプラス党首は首都アテネ市内で大勢の支持者の前に姿を見せ、「苦しい5年を経てギリシャ国民はきょう歴史を書き換えた。緊縮策のせいで国民が強いられている厳しい暮らしを過去のものにする」と述べて、勝利を宣言しました。
急進左派連合は緊縮策の見直しを公約に掲げ、EU=ヨーロッパ連合などに債務の削減を求めると訴えてきましたが、ツィプラス党首は「あすからは新しい時代が始まり、われわれはEUと債務を減らすために話し合う」と述べ、公約を実行に移す決意を述べました。
ただ金融支援を巡るEUなどとの協議が難航すれば金融市場の混乱を招きかねないだけに、新政権が交渉にどう臨むのか、市場や各国が注目しています。

ギリシャの議会選挙で最大野党の「急進左派連合」が圧勝する見通しになったことを受けて、フランスのオランド大統領は声明を発表し、「両国の経済成長とユーロ圏の安定のために緊密に連携していきたい。それは私たちが共有している価値観の核心だ」として歓迎しました。
一方、イギリスのキャメロン首相は、みずからのツイッターを通じてコメントし、「ヨーロッパ経済に不確実さが広がりかねない。イギリスは自国の経済が安定するよう政策を貫く」として、ギリシャの選挙結果が地域経済全体に与える影響について警戒感を示しました。

ギリシャ 急進左派連合が保守系と連立政権へ NHKニュース

25日に行われたギリシャの議会選挙は、開票がほぼ終わり、最大野党「急進左派連合」は得票率36.34%で、サマラス首相率いる与党を大きく引き離しました。
ギリシャ選挙制度では第1党に50議席が上積みされる仕組みで、急進左派連合は定数の300議席の半数に近い149議席を得て第1党になりました。
急進左派連合のツィプラス党首は26日午前、アテネ市内で保守系の政党「独立ギリシャ人」のカメノス党首と協議を行い、2党で連立して新しい政権を発足させることで合意しました。
ツィプラス党首は26日午後、大統領から首相に任命されたあと組閣を行うことになります。
新しい連立政権では、これまでの財政緊縮策を見直し、金融支援を巡るEU=ヨーロッパ連合などとの協議で、債務の削減や返済期限の延長などを求めていくものとみられます。
選挙から一夜明けて首都アテネ市内では、市民から「生活はとても厳しいので、新しい政府が必要だ」と変化に期待する声が聞かれる一方、ギリシャとEUとの関係が悪化するのではと心配する人もいました。