陸上自衛隊は先月から、アメリカ・カリフォルニア州に、離島防衛が専門の隊員などおよそ２７０人を派遣し、およそ５００人のアメリカ海兵隊員と共に訓練を続けています。
２１日は、自衛隊員が「ＡＡＶ７」と呼ばれるアメリカの水陸両用車に同乗し、海兵隊員と共に上陸する初めての訓練を行いました。
訓練には１０両を超える水陸両用車が参加し、日米の隊員は、小銃などを手に左右の座席に分かれて座り上陸地点を目指しました。
そして海岸に到着すると周囲を警戒しながら砂浜に降り立ちました。
自衛隊員と共に水陸両用車で上陸した海兵隊員の１人は、「水陸両用車で予定どおりの場所に上陸するのは難しいが、自衛隊はよく訓練されており感心した」と話していました。
防衛省はこの車両を今後５年以内に５２両導入する計画で、陸上自衛隊は今回の訓練を通じて水陸両用車をみずから運用するノウハウを学ぶことにしています。
