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ウィリアム英王子が訪中、習国家主席の歓迎受ける | Reuters

アジア歴訪中の英ウィリアム王子は2日、中国・北京で習近平国家主席から温かい歓迎を受けた。英王室の訪中は、1986年のエリザベス女王夫妻以来約30年ぶり。


王子は人民大会堂で、エリザベス女王が習氏に訪英を要請する親書を手渡した。主席は年内に訪英し、バッキンガム宮殿にも滞在するとみられている。


王子は「訪中には長年関心があった」とし、商業都市上海や南西部雲南省にある象の保護区視察を楽しみにしていると述べた。

習国家主席 英王子に訪英の意向を表明 NHKニュース

日本に続いて中国を訪れているイギリスのウィリアム王子は、2日午前、北京の人民大会堂で、習近平国家主席と会談しました。
国営の新華社通信によりますと、この中でウィリアム王子は、習主席のイギリス訪問を要請するエリザベス女王の親書を手渡し、これに対して習主席が、ことし中にイギリスを訪問する意向を表明しました。
そのうえで習主席は「中英両国は世界に影響力のある大国であり、世界の平和と発展の促進に重要な責任を負っている」と述べるとともに、「両国は東西文明の代表であり、交流を強化することは、必ずや世界文明の進歩に貢献することになるだろう」と述べ、関係の発展に意欲を示しました。
また、サッカー好きとして知られる習主席が「中国はイギリスを含む世界の強豪国から技術を学びたい」と述べると、ウィリアム王子は、「イングランドプレミアリーグに、もっと大勢の中国人選手が来てほしい」と応じたということです。
イギリス王室の中国への公式訪問は、1986年のエリザベス女王以来、29年ぶりです。
中国とイギリスは、香港で去年秋に続いた、民主的な選挙を求める学生らによる抗議デモを巡って、けん制し合うなど政治的にぎくしゃくしてきたこともあり、中国の地元メディアは、ウィリアム王子の訪中を大きく伝えています。
ウィリアム王子は、4日まで中国に滞在し、上海市雲南省を訪問して文化活動などに参加する予定です。