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イエレン氏は09年のFOMCの議論主導、危機対応で−議事録 - Bloomberg

米連邦準備制度理事会FRB)のイエレン議長はサンフランシスコ連銀総裁だった2009年に連邦公開市場委員会(FOMC)で最も影響力の大きいメンバーの1人だったことが、4日公表されたFOMC議事録全文で分かった。


イエレン氏は当時、FOMCで投票権を持つメンバーで、つらく厳しい1年になると警告し、この分析に他の当局者も同意していた。


同年4月のFOMCではイエレン氏は「景気の先行きは引き続き危険を伴う。私はとりわけ労働市場について懸念しており、関連統計は悲惨な状況だ」と発言。「残念だが、これからはデフォルト(債務不履行)や経営破綻、失業率の上昇といったニュースが相次ぐ」との見方を示した。


イエレン氏は同会合で失業率が9.6%にまで上昇すると予想し、FRBスタッフ予測より悲観的見方を示した。実際のピークは同年10月の10%で、イエレン氏の予測に近い水準だった。


FRB理事や他の地区連銀総裁との議論の中でイエレン氏は経済に関する自身の見解を示し、同氏の見通しは5人の地区連銀総裁とコーンFRB副議長(当時)に引用された。地区連銀総裁が政策決定で大きな影響力を持つのは異例。1990年代にイエレン氏とともにFRB理事を務めていたローレンス・マイヤー氏は、こうした影響力を得るには明確で力のある議論と予測の正確性が必要だと指摘。「彼女のプレゼンテーションはあまりに洞察力に富み明確だと私はいつも思った。彼女が先に話せば、私は何も言うことがなかった」と語った。

Yellen Helped Lead 2009 Debate as Fed Raised Crisis Response - Bloomberg Business