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辰已法律研究所 出版ブログ : 2013年司法試験合格者による「合格の秘訣」座談会 第11回 刑法の秘訣

H :中心として問われているのは毎回平成の重要判例ですから、授業でたいてい取り上げられると思います。もしそういう機会がなければ平成の重要判例はどこかでしっかりやっておいた方がいいと思います。あとは、事務処理能力というのもある程度パターン化していますので、事前準備はできる余地があるのかと思います。そういう意味で、いい演習書を使っていれば、「ここはこう処理する」とパターンが決まっているところがありますので、そういうところは参考にして事前に準備するのがいいと思います。


司会:ちなみにいい演習書とはどういう本ですか?


H :『刑法事例演習教材』が一番いいと思います。

W :僕は、刑法はやはり論証カードをまず覚えることが大事ではないかと思います。それがないと早く解けないと思います。市販のものでもいいですし、自分で作ってもいいと思います。それを覚えた後に問題演習をするのが大事なのかと思います。最初から問題にいくとただ流すだけで、適当な感じでよくわからないまま終わってしまうと思います。


司会:論証カードを覚えるというのは理解の前提として覚えるということですか?実際に書くことはあまりない気もしますが。


W :たぶん、内容を短くして書いていると思います。例えば、「反対動機が形成可能であるにもかかわらず……」、などですね。そっくりには書かないと思います。

Y :刑法はあまり旧司やロースクール入試と問題の感じはかわらないと思ったので、そんなに判例を詳しく学んで調査官解説を読んだりはしませんでした。私は答案構成ですべてが決まると思っています。例えば共犯の問題でしたら、おそらく受験生は書くことは外さないと思いますが、共謀共同正犯だったら共謀を前出しするのか、人ごとに書くかによって書面のきれいさが違いますので、そこは何回も答案を書いてみてしっくりきたものや、期末試験で評価がよかった答案を参考にしたりしていました。

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