任天堂が7日発表したことし3月期のグループ全体の決算によりますと、売り上げは「ニンテンドー3DS」の販売が計画を下回ったことなどから、5497億円と前の年より3.8%減少しました。
しかし、円安によってアメリカやヨーロッパで販売している主力の家庭用ゲーム機「WiiU」や、ゲームソフトの収益が改善したことなどから、営業損益は247億円の黒字となりました。任天堂が営業黒字になるのは4年ぶりです。
また、任天堂はアメリカのテーマパーク「ユニバーサル・スタジオ」を運営する会社と提携し、任天堂のキャラクターを使ったアトラクションを、テーマパークの中に設けることで合意したと発表しました。任天堂の岩田聡社長は記者会見で、「任天堂のキャラクターを活用することで、多くの人にゲームに興味を持ってもらうきっかけをつくりたい」と述べました。