安倍総理大臣は17日、和歌山県田辺市にある熊野本宮大社を参拝し、そのあと地元の観光協会の関係者らと意見を交わしました。
この中で、観光協会の関係者は、和歌山県、奈良県などにまたがる「紀伊山地の霊場と参詣道」が世界遺産に登録されて以降、外国人観光客が増え、地元の観光業の売り上げが伸びていることなどを説明しました。
これに対し、安倍総理大臣は「旅行業は波及効果が非常に大きく、雇用にもよい影響がある。外国人観光客の増加を、一時的なものにしないためには来た人に、『よかった』とほかの人に言ってもらうことが大切だ」などと述べ、地方経済の活性化のためにも引き続き外国人観光客の誘致に力を入れる考えを示しました。
このあと、安倍総理大臣は、記者団が参拝を終えた感想を尋ねたのに対し、「さすがにここに来ると厳かな気持ちになる。より一層、身を引き締めてあすからの国会を頑張りたい」と述べました。