水産庁によりますと、国内の鯨肉の年間消費量は4000トンから5000トンほどの間で、この数年推移していますが、国内の港に水揚げされる鯨肉は年間2000トンから3000トンほどにとどまっていて、さらに今シーズン南極海の調査捕鯨が見送られたことで国内の鯨肉の在庫は急速に減少し不足する事態となっています。
このため、山口県下関市などを拠点に調査捕鯨船を運航し、鯨肉を販売している東京の「共同船舶」は輸入会社と協力して、ことしの夏から秋にかけてアイスランドから、およそ2000トンの鯨肉を輸入することを決めました。
この量は調査捕鯨による1年間の水揚げに匹敵する量で、輸入した鯨肉を速やかに市場に流通させることにより、供給不足の解消に加えて調査捕鯨見送りの影響を受け、鯨肉の確保が課題となっている下関市などの鯨肉加工業者の支援にもつながると期待されています。
共同船舶は「調査捕鯨の鯨肉の在庫不足による流通への影響が出ないよう努めていきたい」と話しています。
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下関市のくじら料理 [食べログ]