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憲法語る大学トップの思いとは(考 民主主義はいま):朝日新聞デジタル

――祝辞で「個人主義」に触れた理由は。


 戦後間もないころの教育で、「これからは個人主義の時代だ」と教え込まれた。ところが次第に「個人主義」が利己主義に通じる受け止め方を世間でされるようになった。だが、「個人主義」という言葉には「全体主義」に反対するという特別な意味がある。その意味が薄らいでいるのは、憲法にとって危機的な状況とも言える。


 それと歩調を合わせるように、憲法を変えようという動きが加速している。自民党憲法改正草案には「個人が大切にされすぎているので、もっと公の利益や秩序を大切にしないといけない」という考えが出ているように見える。


 日本の国のかたちを変えようとしていることに、気づいてない人が多いのではないか。だからこの時期、やはり個人の尊重は絶対的なものだということを明確に打ち出し、卒業生に自覚してほしいと思った。


 ――「もっと公を大切に」という考えを受け入れる若者も多いのでは。

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