沖縄県知事 ハワイ州知事に移設計画反対を説明 NHKニュース
沖縄県の翁長知事は在日アメリカ軍の再編計画で、沖縄の海兵隊の受け入れ先となっているハワイを訪れていて、日本時間の30日朝早く、祖父が沖縄出身のデービッド・イゲ州知事と会談しました。
非公開で行われた会談で翁長知事は、日米安全保障体制は理解していると強調したうえで、沖縄にアメリカ軍基地が集中する現状を踏まえれば、普天間基地の移設計画は受け入れられないとして、名護市辺野古への移設に反対する県の考えを説明しました。
これに対しイゲ州知事は移設計画に関して「日米両政府の問題だ」として具体的な言及はありませんでした。
一方、在日アメリカ軍の再編計画で、沖縄の海兵隊2700人の受け入れ先となっていることについては、「しっかりと対応したい」と述べたということです。
会談後、翁長知事は記者団に対し、「こちらの主張を理解しているとは思う。同じ沖縄にルーツを持つものとして、許される範囲内で協力してもらえるものと思っている」と述べました。
翁長知事は日本時間の30日夜、首都・ワシントンに入り、アメリカ政府高官らに移設計画への反対を直接、訴えることにしています。