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米景気低迷、長引く恐れ ブレイナードFRB理事 - 47NEWS(よんななニュース)

米連邦準備制度理事会FRB)のブレイナード理事は2日、首都ワシントンで講演し、米景気は低迷が長引く恐れがあるとの認識を示した。「米国以外の経済の減速や原油安が景気に想定以上の影響を与える可能性を否定するのは難しい」としたほか、ドル高加速への警戒感も示した。


 米国の1〜3月期の実質国内総生産(GDP)がマイナス成長に陥ったことに言及。寒波などの一時的要因がなくなれば、4月から景気は上向くと期待していたが、思ったほどは回復していないとの見方を示した。

ブレイナードFRB理事:弱いデータ、成長見通しに疑問 - Bloomberg

米連邦準備制度理事会FRB)のブレイナード理事は、このところ続く弱いデータが経済の力強さに疑問を生じさせていると指摘。当局による年内利上げの予定を遅らせることにオープンな姿勢を示唆した。
理事はワシントンの戦略国際問題研究所(CSIS)で講演し、「今後の追加データで経済の潜在的な勢いがはっきりするまで、情勢を注意深く見守る価値はある」とし、「労働市場が継続して力強さを増していることが確認され、インフレ指標も改善が続けば、年末までに初回利上げが実施される可能性はある」と述べた。


ここ最近発表された経済指標を見ると、1−3月(第1四半期)の米国内総生産(GDP)はマイナス成長に改定され、4月の個人消費支出は前月比変わらずとなった。ブレイナード理事の発言は、5月22日のイエレン議長の講演内容とは対照的だ。イエレン議長は景気が軟調だった第1四半期から回復し、年内の利上げが適切になるとの認識を示していた。


ブレイナード理事は米経済が受ける向かい風として、ドル上昇により米国の輸出品が海外で割高となっている状況、欧州や中国の低迷、原油下落でエネルギー投資が減っていることなどを挙げた。
「現在入手可能なデータだけでは、海外からの向かい風や原油価格下落に伴う悪影響、慎重姿勢を強めている米消費者といった要因から想定される以上の経済への足かせが存在する可能性を排除することは難しい」と同理事は語った。


他の金融当局者と同様にブレイナード理事も、利上げペースは緩やかになる可能性が高く、利上げを開始した後も「極めて緩和的」な政策が維持されることを強調した。

同理事はまた、ドル高が米国の輸出と輸入品価格に下向きの持続的圧力をかけ、米利上げの時期のペースに影響する可能性があると強調。「為替レートの上昇は、米国の金融状態に引き締めの力を加えるという意味では、米金利の正常な水準への回帰を遅らせる」と述べた。


主要10通貨に対するドル の動きを追跡するブルームバーグ・ドル・スポット指数では、ドルは過去1年間に16.6%上昇した。


ルネサンス・マクロ・リサーチの米国担当エコノミスト、ニール・ダッタ氏は同理事のコメントについて、今の米連邦公開市場委員会(FOMC)が従来よりも世界の動きをより注視していることを想起させるものだと指摘した。

Brainard Says Weak Data Raise Doubts About Growth Outlook - Bloomberg Business