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今後数カ月の利上げ、おそらく適切=イエレン米FRB議長 | ロイター

イエレン議長はハーバード大学での講演で「FRBが時間をかけて緩やかに、かつ慎重に金利を引き上げることは適切だ。今後数カ月に利上げすることがおそらく適切となる」と述べた。


経済成長やインフレ見通しに対して過去より自信を深めている様子をうかがわせた。


「経済は引き続き改善しており、成長は上向いているようだ」と指摘。労働市場はかなり改善したが、今後も一段の伸びを示す可能性があり、改善が続くと見通した。


インフレ率が目標を下回って推移する要因となっていた原油安とドル高をめぐっては、議長は「現時点でおおむね落ち着きつつあるようだ」との認識を表明。「インフレ率は向こう数年で2%の目標に回帰すると想定している」とした。


ただ、「賃金の伸びに関してはあまり改善が見られず、労働市場に緩みが残ることを示唆している」とも述べた。


過度に急激な利上げには、慎重を期す姿勢を示した。フェデラルファンド(FF)金利の誘導目標が、0.25━0.50%の低水準にある現状を踏まえれば、利上げが景気低迷を招くなどした場合、対応の余地が限られると指摘した。


議長発言を受けて、米国債価格が下落、株式相場は上昇した。ドル.DXYは通貨バスケットに対して高めに推移した。


またCMEグループによると、短期金利先物が織り込む6月14━15日の連邦公開市場委員会(FOMC)での利上げ確率は30%から34%に上昇。7月26━27日会合での利上げ確率は60%と、1カ月前から倍以上の水準に高まった。


独保険大手アリアンツの首席経済アドバイザー、モハメド・エラリアン氏は、議長発言について「他のFRB当局者が最近示唆していた早期利上げのシグナルを一層強めた」と分析した。

FRBのイエレン議長は27日、東部マサチューセッツ州の大学で講演しました。
FRBは去年12月に、ゼロ金利政策を解除して利上げを始めましたが、海外経済の減速や金融市場の不安定な動きを慎重にみて、ことしに入ってからは追加の利上げを見送っています。
イエレン議長は講演で、アメリカの景気は去年の年末からこの春にかけて一時、減速したことを認めつつも「景気は改善を続け、経済成長も上向いてきているようだ」と述べ、勢いを取り戻してきたという認識を示しました。そのうえで、追加の利上げについて「景気や雇用の改善を確かめ、ゆっくり、慎重に判断するつもりだが、向こう数か月のうちに可能になるだろう」と述べ、利上げが近づいていることを示唆しました。
FRBは先週、前回の金融政策を決める会合の議事録を公表し、今後の景気が上向けば来月に控える次の会合での利上げも視野に入れていることが明らかになっています。
イエレン議長の発言は、こうした内部の意見に沿う内容で、今後、公表される雇用や個人消費の指標などに金融市場の関心が集まることになります。

http://d.hatena.ne.jp/d1021/20160507#1462618050
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20140602#1401706749

#FRB #イエレン