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南シナ海巡りフィリピンと中国が応酬 NHKニュース

ニューヨークの国連本部では今週、国連海洋法条約の締約国会議が開かれ、最終日の12日には、各国が今後の海洋法の在り方を巡って意見を表明しました。
この中でフィリピンのイパラギーレ国連大使は、中国の海洋進出を念頭に「ある国家の拡張主義的な野心で海洋法秩序が脅かされ、国際法に基づいたフィリピンの領有権が侵害されている」と批判しました。
そのうえで、中国側が、南沙(スプラトリー)諸島で軍事力を使ってフィリピンの漁業活動を阻止しているうえ、浅瀬で急速に埋め立てを進め環境を破壊していると強く非難し、各国の協力を求めました。
これに対して中国の王民国連次席大使は、埋め立ては中国の主権に基づく正当なもので、周辺を航行する各国の船舶の救援活動に役立ち環境も保全していると、反論しました。
そのうえで、「この問題を国連で取り上げ、国際的な圧力を強めることで中国に譲歩を迫ろうという企ては、決して成功しないと思い知るだろう」と強く反発し領有権を巡る問題は2国間で解決するべきだという、従来の中国の主張を強調しました。