https://d1021.hatenadiary.com
http://d1021.hatenablog.com

日立建機の4─6月期、営業益6割減 中国の回復時期見込めず | Reuters

日立建機 が28日に発表した2015年4─6月期連結業績(IFRS)は、営業利益が前年同期比62.6%減の49億円となった。北米や日本、中近東は堅調に推移した一方、中国での売上減が利益面で響いた。通期の業績予想は前回公表値を据え置いたものの、15年度の中国の油圧ショベル需要予測は1万8000台と、期初計画から5000台下方修正した。


東京都内で会見した取締役執行役常務の桂山哲夫氏は、第1・四半期の営業利益は「想定よりも10%減」の結果となったしたうえで、「当社の想定した落ち方の中にはあった」と指摘。一方、中国市場においては「中央政府が出す公共工事については相変わらず当社の機械の稼働は順調だが、特に地方政府からの工事の発注が大幅に落ちている。不動産の開発が全面的に止まっているという状況は変わらない」との見方を示した。同市場の回復時期については「まだ見込めない」という。

桂山取締役は中国市場について、「政府が経済をコントロールするなかで、不動産バブルがはじけたことが大きく影響している。わが国のバブル崩壊後の状態と感覚的には似ている」と分析。中国工場では6─7月の稼働日数が9日、8月は約2週間の予定と生産調整に踏み切っているが、今後も在庫の圧縮などを進め、市場の落ち込みに対応していくという。