安倍首相 再選に意欲 「2018年まで・・・」 NHKニュース
自民党は、安倍総理大臣の総裁としての3年間の任期が来月30日に満了することに伴って、来月行う総裁選挙の具体的な日程の調整を進めています。
こうしたなか安倍総理大臣は、12日に山口市で開かれた自民党山口県連の会合で、「私は、山口県出身の総理大臣としては8人目の総理大臣ということだが、明治維新から50年は寺内正毅さん、100年が佐藤栄作さんだ」と述べました。そのうえで安倍総理大臣は、2018年が明治元年から150年に当たることを念頭に、「何とか頑張って2018年までいけば、2018年も山口県出身の安倍晋三ということになる。『山口県出身の総理大臣として恥ずかしくない実績を残していきたい』。こう静かに決意している」と述べ、来月の自民党総裁選挙での再選に意欲を示しました。
党内では今のところ、ほかに総裁選挙への立候補を目指す具体的な動きは見られず、安倍総理大臣の出身派閥である細田派に加えて、二階派が安倍総理大臣の再選を支持する方針です。また、額賀派の会長を務める額賀元財務大臣も、安倍総理大臣が無投票で再選されるのが望ましいという考えを示しています。
自民党内には、「安倍総理大臣に対抗して、立候補に必要な国会議員20人の推薦人を集めるのは難しい」という指摘もあります。このため、党内の各派閥の幹部らを中心に、安倍総理大臣が無投票で再選されるのではないかという見方が出ています。