維新の党では、柿沢幹事長が来月の山形市長選挙で、党が支援を決めていない立候補予定者の応援演説を行ったことを党の顧問を務める大阪府の松井知事らが強く批判して柿沢氏の辞任を求めていました。
こうしたなかで、２７日、党の最高顧問を務める大阪市の橋下市長は、党の関係者にメールで、維新の党を離党する意向を伝えるとともに、顧問を務める大阪府の松井知事も、記者団に対し、離党することを表明しました。
これを受けて、維新の党では、松野代表ら幹部が対応を協議していて、松野代表によりますと、橋下氏はメールで、今後の党運営について、柿沢幹事長は辞任しない、党を割らない、柿沢氏と松井氏の公開討論会は行わない、橋下氏と松井氏は関西の政治に専念するという４点を提案してきたということです。松野氏は、橋下氏の提案を受け入れる方向で調整を進める考えで、このあと、国会内で両院議員懇談会を開き、対応を決めたいとしています。
ただ、橋下氏に近い議員らは、執行部の対応に反発を強めていて、橋下氏に近い馬場国会対策委員長は記者団に対し、「大阪の議員でともに行動していくことを確認した。柿沢氏の問題はまだ動いているので、推移を見極めながら、対応を相談していくことになる」と述べました。松野氏は記者団に対し、「これで党がまとまるかは分からない」と述べており、柿沢幹事長の進退や、橋下氏らの離党を巡って、維新の党は緊迫した局面を迎えています。
維新の党の最高顧問を務める大阪市の橋下市長は、柿沢幹事長の山形市長選挙への対応を巡る問題で、党の関係者にメールで維新の党を離党する意向を伝えるとともに、顧問を務める大阪府の松井知事も離党することを表明しました。
これを受けて、維新の党は国会内で両院議員懇談会を開きました。この中で、松野代表は、柿沢幹事長は辞任しない、党を割らない、柿沢氏と松井氏の公開討論会は行わない、橋下氏と松井氏は関西の政治に専念するという、橋下氏の提案を受け入れる考えを示しました。
これに対し、出席者から特に異論はなく、提案を今後の党運営の方針として決め、橋下氏らの離党を受け入れるとともに、柿沢幹事長の続投を了承しました。ただ、橋下氏に近い議員らの間では執行部の対応への反発がくすぶっていて、執行部は引き続き難しい党運営を迫られることになりそうです。
維新の党最高顧問 橋下大阪市長が離党正式表明 NHKニュース
この中で、維新の党の最高顧問を務める大阪市の橋下市長は、「１１月の大阪府知事・大阪市長選挙に候補者を擁立する方向であり、しっかり取り組む。私と大阪府の松井知事は、国政政党から離れ、大阪の地方の政治に軸足を移す」と述べ、離党する意向を正式に表明しました。
維新の党では、柿沢幹事長の山形市長選挙への対応を巡る問題で、２７日午前、橋下氏が、党の関係者に離党する意向を伝えるとともに、松井氏も、離党することを表明していました。これを受けて、維新の党は、両院議員懇談会で、橋下氏らの離党を受け入れるとともに、柿沢幹事長の続投を了承し、党を割らない、橋下氏と松井氏は関西の政治に専念するなどとする橋下氏の提案を、今後の党運営の方針として決めています。
