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国連総会に合わせ日ロ首脳会談 合意 NHKニュース

安倍総理大臣は今月28日から始まる国連総会での一般討論演説などに臨むため、26日、アメリカのニューヨークに向かうことにしていて、滞在中、アメリカのバイデン副大統領や各国の首脳との会談を積極的に行う考えです。
こうしたなか、日本とロシア両政府は、ニューヨークで安倍総理大臣とプーチン大統領の日ロ首脳会談を行うことで合意しました。
安倍総理大臣がプーチン大統領と会談するのは、去年11月のAPEC=アジア太平洋経済協力会議の首脳会議以来で、第2次安倍内閣発足以降、8回目になります。
日ロ関係を巡っては、岸田外務大臣が先にラブロフ外相と会談し、中断していた外務次官級での平和条約交渉を再開することで合意したほか、国家安全保障局の谷内局長が24日、プーチン大統領の側近のパトルシェフ安全保障会議書記と会談し、平和条約交渉を進めるため、さまざまなレベルで対話を積み重ねていく必要があるという認識で一致しました。
このため、今回の首脳会談では、年内のプーチン大統領の日本訪問を目指して、北方領土問題や経済協力の進め方、それにウクライナ情勢など、幅広い分野で意見が交わされる見通しです。

一方、ロシア大統領府はプーチン大統領がニューヨークで開かれる国連総会に出席するのに合わせて、28日に安倍総理大臣やアメリカのオバマ大統領と会談することを明らかにしました。
これは、ロシアのペスコフ大統領報道官が24日、ロシアの通信社に対して明らかにしたものです。
それによりますと、プーチン大統領は28日、10年ぶりに国連総会に出席して演説を行い、国連のパン・ギムン(潘基文)事務総長と会談するとしています。
このあと安倍総理大臣、そしてアメリカのオバマ大統領とそれぞれ会談することで合意したということです。
このうち去年11月以来となる安倍総理大臣との会談では、今月21日にモスクワで行われた岸田外務大臣とラブロフ外相の会談を受けて、年内のプーチン大統領の訪日実現に向けた準備について意見を交わすものとみられます。
また、オバマ大統領との会談では、シリアで過激派組織IS=イスラミックステートが攻勢を強めるなかで、ロシアが増強をはかるアサド政権への軍事支援やISへの対応を巡ってつっこんだやり取りを行うほか、行き詰まった状態が続くウクライナ情勢についても話し合うものとみられています。

アメリカ政府の高官は24日、NHKの取材に対し、ロシアのプーチン大統領の要請でオバマ大統領が国連総会に合わせてプーチン大統領と会談すると明らかにしました。
そのうえで「ウクライナやシリアの状況を考えれば、ロシアと深刻な意見の相違があっても、ハイレベルの対話を通じて進展が図れるかどうか試さないのは無責任だとオバマ大統領は考えている」と指摘しました。
そして、会談では、散発的な戦闘が続くウクライナ東部の情勢を巡って、オバマ大統領がプーチン大統領に対し停戦合意を順守するよう求めるという見通しを示しました。