PIMCO:資産価格は米利上げ耐えられる−日銀とECB追加緩和で - Bloomberg
債券ファンド運用の米パシフィック・インベストメント・マネジメント(PIMCO)は、世界の資産価格は米利上げに耐えられるとの見方を示した。
PIMCOのグローバル経済アドバイザー、ヨアヒム・フェルズ氏は今週公表のリポートで、欧州と日本、中国の中央銀行はいずれも第4四半期中に金融緩和プログラムを拡大する方向にあるため、米利上げがあったとしてもその影響を相殺することになると指摘した。
フェルズ氏は「欧州中央銀行(ECB)もしくは日本銀行(日銀)がそれぞれのプログラムを大幅に拡大すると発表するならば、資産価格が下がるとは信じがたい」とリポートに記した。
米連邦準備制度理事会(FRB)のイエレン議長が利上げは年内の可能性が高いとの見方を示している一方で、先物市場では2016年以降に先送りされるとの見方が台頭している。米利上げ見通しに中国経済の成長減速が加わり、世界の株式市場の指標であるMSCIワールド指数はこの2カ月間に10%下落、4年ぶりの大幅な値下がりとなった。
Pimco Says Asset Prices Can Weather Fed Shift as ECB to BOJ Ease - Bloomberg Business
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