北京に滞在中の公明党の山口代表は、１５日、ＡＩＩＢ＝アジアインフラ投資銀行の初代総裁に就任することが事実上決まっている金立群氏と会談しました。
この中で、山口氏は「多くの国が安心できる統治を期待したい」と述べたのに対し、金氏は「ＡＩＩＢで、中国と日本が協力できれば歓迎される。近い将来、日本政府の明確な支持が得られることを期待している」と述べました。また、金氏は、来年はじめにも日本を訪問したいという意向を伝えました。
これに先だって、山口氏は、国際会議に出席しているアジア各国の政党関係者とともに、人民大会堂で習近平国家主席に面会しました。そして、安倍総理大臣の親書を手渡し、「安倍総理大臣は、来月の国際会議の際に、首脳会談を実現したいという意欲を持っている」と述べました。そのうえで、山口氏は、来年春にも日本を訪問するよう要請したのに対し、習主席は、ほほえみながらうなずいていたということです。
